Rover Crew, 5th Setagaya

Rover Scout's Essays

Feb. 2017:成人式

吾輩は二十歳である。しかし、先日行われた成人式には参加していない。なぜか? それはその日、BSのスキー訓練奉仕があったからだ。

成人式前に友人から一緒に行こうと誘われたけども、上記の理由で断わった。もちろん、友人は驚いた。友人が驚いた理由もよくわかる。成人式は重要なイベントであって、一生に一度の晴れ舞台であるから、行かないなんてありえない。そう思う人は多いはずだ。しかし私は違った。

カブスカウトのシカから始めて12年、今まで習い事はいくつかやってきたが、3年以上続かなかった。それにも関わらず、なぜボーイスカウトだけは続けられたのか? その理由は、ボーイスカウトで学べること、そしてボーイスカウトでしか学べないことに関係している。

私は一人っ子で、兄弟はいない。そのせいか消極的な性格に育った私は、集団行動が苦手だった。しかし、ボーイスカウトを始めたことで、学校とはまた違った意味での集団行動を経験することとなった。その中で学んだ仲間の大切さは、ボーイスカウト以外の活動ではなかなか得られない、特別な感覚だと思っている。

もちろん、経験したのは集団行動だけではない。様々な自然に触れ、世界のスカウトと交流した。普段学ぶことの出来ないことをたくさん学んだ。私の人生はボーイスカウト抜きには語れない。ボーイスカウトは私にとって、それくらい大切なものなのである。だから、成人式よりボーイスカウトを優先した。

後輩達に伝えたいのは、ボーイスカウト活動一つ一つの大切さである。私のように、成人式より優先することまではしなくて良いけども、「隊集会のような小さな活動でも、何かしら自分自身を成長させるチャンスである」と、そう思って参加してもらいたい。そして、自分にとってのボーイスカウトはどのような存在であって、どのように自分を成長させてくれたのかを、いつか振り返ってほしい。

ローバー隊 松谷康太郎