Rover Crew, 5th Setagaya

Rover Scout's Essays

Jun. 2017:続けること

思うに、「続けること」が何にも増して重要なことなのではないか。

このフレーズは私の好きな夏川草介の『神様のカルテ3』という本に記されていて、私はこれをモットーにしている。作中で、医者にとって一番大事なものとして挙げられているこのフレーズは、医者以外の様々なものについても当てはまるのではないか。私は細々とではあるが、スカウト活動を続けている。続けるということについて、つらつらと書いてみようと思う。

最近続けることの力を実感したのは、実に卑近な例だが、受験勉強である。単なる勉強ですら(むしろ勉強こそ、と言うべきなのかも知れないが)、続けることで大きな力に繋がる。ちまちまとでも毎日勉強を続けていれば、成績は着実に上がっていくことを実感した。

さて、スカウト活動について書こう。私は最近、殆どスカウト活動に参加できていない。もちろん、去年は受験生だったため参加できるはずもないのだが、それを除いてもベンチャースカウトになったあたりから殆ど活動に出られていないはずだ。そんな自分の不参加ぶりを弁解しようというわけではないが、参加率が低かったとしても、やはり「続けること」に意味は確実にある、と感じる。

スカウト活動、特にボーイスカウトあたりからは実に様々な活動に参加することができる。これらの活動にときたまでもいいから参加してれば、気付いた時には随分色々なことをやったと思えるようになる。そしてなにより、続けていることそのものが一種のモチベーションというか、さらなる活動に参加しようという動機にもなっていくのだ。

スカウト活動を始めてから10年近く経つが、箸でのいかだ作りからテントと食料を背負っての八ヶ岳縦走まで、色々なことをやってきた。今思い返しても、なんとも楽しい体験である。これらの経験は、学校だけではなかなか味わえないものだろう。

スカウト活動は、細々とであれ、やはり続けることに価値がある。逆に、スカウト活動で最も重要なこと、最も大きな力を持つことが、すなわち続けることなのではないか。そう私は感じる。

ローバー隊 廣畑優太朗