Rover Crew, 5th Setagaya

Rover Scout's Essays

Sep. 2017:ファイヤー企画と地図作成

3回目の参加となった今回の世田谷第5団65周年キャンポリー,僕は初めて運営側としての参加となりました。このキャンポリーで僕が担当したのは,キャンプファイヤーの企画と宝の地図の作成です。ここではこの2つについて,さくら2017年5月号地理に投稿した内容と関連させて書きたいと思います。

キャンプファイヤーでは,さくら5月号で僕が精神面の能力として挙げた「とにかく諦めない」ことを実践できました。

ファイヤーの企画は順調ではありませんでした。キャンポリー本番3日前に僕が現地入りした段階で細部が決まっておらず,宝探しの準備などで忙しかったため詳細を詰めるのは後回し。リハーサルの段になっても曲やゲームの数を減らしたり順番を変えたりと,直前までバタバタしていました。そんな混乱の中始まったキャンプファイヤー。入場での段取りが悪く,案の定グダグダな雰囲気になってしまい,先行きがとても不安でした。

しかし,僕はそこで諦めませんでした。なんとかして場を盛り上げようと声を張り上げ,ゲームや歌や進行に努めたのです。その甲斐あってか,最終的に良い雰囲気の中キャンプファイヤーを締めくくることが出来ました。

ファイヤーを進行させるとき,声を出す最初の1人になるのは勇気がいります。入場のようにグダグダになったらどうしようかと,不安な気持ちにもなりました。でも,諦めずに声を出し続ければ,リーダーやローバー隊の仲間が助けてくれます。ゲームや歌の輪に飛び込んできてくれます。その信頼関係が無ければ,キャンプファイヤーの成功は有り得なかった。諦めない気持ちが,仲間の協力を呼び,成功を引き寄せたのです。

つづいて地図作成では,さくら5月号で僕が勉強面の能力として挙げた「地図の知識」が当然のことながら役に立ちました。

デジタルで地図を描く能力がこれから先必要になると大学で聞いていたこともあり,今回初めてWordでの地図作成に挑戦しました。少し失敗したところもあるものの,おおむね納得のいく地図が出来たと思っています。結果,迷子になるチームもなく無事に宝探しゲームを終えられました。

地図を作成するときには,どんな情報を書き込むかが重要です。情報は多ければ多いほど良い,というわけにはいきません。その気になれば,地図に書き込む情報は際限なく増やしてしまえるからです。ですから,目的に対して必要な情報だけを載せて,不必要な情報は削除した地図が「良い地図」と言えます。車を運転するときには交差点や道路の名前が載っている地図,山登りをするときには等高線が載っている地図,そして今回のようにビーバーやカブが宝探しするときには出来るだけシンプルで,しかし立ち入り禁止の場所はちゃんと示されている地図が「良い地図」なのです。

ビーバーやカブの気持ちになって,彼らが迷子にならないようにするにはどうしたら良いか考えて地図を作ったこと。また,デジタルで地図を描く難しさを経験できたこと。これらは今後の学生生活で地理学を学ぶときにも役に立つと思います。

今回のキャンポリーを通じて,企画を担当することがこんなにも大変なのかということを痛感しました。しかしその中で,これまでにボーイスカウトで学び経験してきた精神力やスキルが武器となって自分を支えてくれたことも確認できました。これからは企画をする立場になることがますます増えると思うので,自分の得意分野をさらに活かせるよう,また,もう少し入念に準備出来るよう,反省して次に繋げていきたいと思います。

最後に,何十人もの人を動かす今回のような大きな企画に少しでも関われたのは貴重な経験でした。ボーイスカウトを続けていて本当に良かったと感じたこの夏は,きっと一生の思い出になるでしょう。

ローバー隊 清水虎之介