Rover Crew, 5th Setagaya

Rover Scout's Essays

Sep. 2019:24WSJ感想

4年前のボーイ隊のときに続き、二度目となった第24回世界スカウトジャンボリー(24WSJ)。今回は国際サービスチーム(IST)、つまり運営側としての参加であり、僕は緊張感と共にジャンボリーに臨んだ。

期間中、インフォメーションセンターで働いた。日替わりのイベントや会場についての情報、バッジの交換場所などを手探りで調べる毎日。人との出会いが多く、臨機応変な対応も必要な骨の折れる仕事であった。

しかし、そんな仕事の大変さを補って余りある興奮が、ジャンボリーには用意されている。

世界最長のジップラインをはじめとした、破格のアドベンチャーの数々。あるいは、会場移動用のバス、快適な通信環境、時計型コンピュータと専用アプリによる円滑なシステム等々、普段のキャンプとは全く異なる整備されたインフラ。そしてIST用のサブキャンプはもちろん素晴らしく、二段ベッド付きの天井高なテント、バイキング形式の食事、シネマ、ジム、サウナ、カフェ、音楽系クラブハウスなど、豪華なアメニティーや娯楽施設が揃っていた。

僕は仕事の休憩中にいくつか回ってみた。

よく「自由の国アメリカ」などと言うが、百聞は一見に如かず。出発前の張り詰めた僕の心を、アメリカの「自由」は一瞬にしてほぐしてくれた。ボーイスカウト活動として参加していることを忘れてしまいそうになるほどの「自由」が、アメリカのジャンボリーにはあったのだ。

だが、その「自由」は日本でイメージされがちな「奔放」、つまりその場のノリのようなものではなかった。確かな文化・歴史を背景に持った、ある種の気高すら感じさせる理念としての「自由」であった。

他方、我らが日本ISTチームからも、多くの刺激を受け取った。

ISTでは70名の日本人スカウトたちと衣食住を共にしたが、同じ日本人であってもそこには多様性があったのだ。

熊本の農家から来たスカウトがいるかと思えば、原宿のミュージシャンもいる。チーム一人一人が異なるバックグラウンドを持っていて、今までに類を見ない個性的なチームだったのだ。

アメリカに来て、日本のスカウトたちの多様性を知る。それも一興、24WSJがもたらした再発見であった。

他にも様々な経験が、筆舌に尽くしがたい刺激が、ジャンボリーには山のようにあった。運営側・奉仕側としての今回の参加であったが、僕自身も大変有意義な経験をすることができたと思う。

改めて、今回の派遣にご尽力賜った5団や日本連盟関係者の皆様に、深く感謝いたします。責任と喜びと自由と多様性を味わわせていただきました。ありがとうございました。

そんな世間を小ばかにする磯田少年であったが、成長してもその少し曲がった根性は残った。そのせいか、はたまたそのおかげと言うべきか、今でも、意識せずとも自身の独創性を優先してしまうところがある。オリジナルであることに対する、無意識の(しかし強い)肯定が働く節がある。

ローバー隊 磯田悠生