Rover Crew, 5th Setagaya

Rover Scout's Essays

Aug. 2020:蝶々結び

私はこれまで、書くことを避け続けてきた。スカウト活動の感想文をさくらに提出した記憶がないので、今回書くエッセイがボーイスカウトに入って初めての作文かもしれない。今までさくらの文章をまとめてくださった方々、これまでずっと提出しなくてごめんなさい。

私は文字を読むこと、書くことが苦手だ。数学は苦手ではないのだが、数学を文字の羅列で説明されるとそれはもうごめんなさいである。こんな私が今回書くのは「説明」についてである。

7月12日、私はローバースカウトとしてビーバースカウト活動のお手伝いに行った。その日はシーターポン作り(懐かしい!)。ビーバースカウトたちと同じペースでシーターポンを作成するまでは順調だった。しかし問題はシーターポンを完成させた後である。

余った時間で、ビーバースカウトにかた結びと蝶々結びを教えることになった。その時は自分の能力の程、事の大変さを理解しておらず、あっさり請け負ってしまった。しかしいざロープを持ってスカウトたちの前に立つと、指は動いても言葉が出てこない。最初の工程から言葉で説明できなかったのだ。

「まず、、さきっぽとさきっぽをクルッてするじゃん、、?」

この説明で誰がわかるのだろうか。今Wordで文字を打っているが、赤い波線だらけである(Wordには、文章や文法に誤りのある所を赤い波線で示してくれる機能がある)。そのとき私が何を伝えたかったのか、リーダーの中には理解してくれた人もいたかもしれない。しかしそれは、私の言葉をきっかけにリーダーが記憶を引き出しただけであって、蝶々結びを知らないビーバースカウトの中に理解のできた子はいなかっただろう。

その後も結び方をわかりやすく説明することはできず、やり方を見て覚えてもらうしかなかった。このとき文章を書く力のない私は、自分の考えたことを整理し伝わりやすいように変換する力、すなわち説明する力が乏しいことを痛感した。

今年わたしは高校を卒業して大学生になり、ローバースカウトに上進した。楽しむ専門だとそろそろ世間体が悪くなってしまう。そのことを怒ってくれる人もいなくなる。スカウトを楽しませ成長を手伝う立場の人間がこのままではいけない。説明力をつけて立派なローバースカウトになるために、諸先輩方にならって私も本をたくさん読もうと思う(2018年2月:山根くんエッセイ、および2020年6月:日色くんエッセイをぱk、、もとい参考にさせていただいた)。

今から私が書くのは、現時点での私なりの蝶々結びの説明である。これが限界でした。

「まず、両手に紐の先を持ってください。片方①、もう片方②と名前を付けます。①を上、②を下にしてバッテンを作り、①を②の下をくぐって一周させ、両手の紐を引っ張ってください。次に①で輪っかを作ります。②をできた輪っかの周りに巻いて、①と②の間にできた穴に②の根元を入れます。そして②の先っぽが穴に引きずり込まれないように二つの輪っかを両手で引っ張ってください。すると、、できたはずです、、」

次回、ビーバースカウトの前で蝶々結びの説明をするまでには、言葉巧みな言葉の匠になっていることを祈って、、。

ローバー隊 小針恵太